はえぐせの監督コラム 第16弾
突然ですが、皆さん!
髪は毎日洗っていますか?
「もちろん毎日!」
「冬は汗をかかないから2日に1回かな?」
「洗いすぎると髪に悪いって聞いたけど……」
いろいろな考え方がありますよね。
では、美容師であり、生えグセを研究してきた僕の答えは?
でも、その理由は汚れを落とすためだけではないんです。
寝ている間、枕に押しつけられた髪。
仕事中、ずっと結わいていた髪。
一日中、帽子をかぶっていた髪。
私たちの髪は、日常生活の中でさまざまな力を受けています。
髪には、力が加わった状態で時間が経つと、その力が少しずつ緩んでいく「応力緩和」という性質があります。
さらに、水分や熱の影響によって、髪の形や毛流れが変化することもあります。
僕は長年、生えグセを研究する中で、この性質に注目してきました。
だからこそ大切にしているのが、
という考え方なんです。

僕が考える夜のシャンプーには、大きく3つの目的があります。
一日の疲れを癒すこと。
汗や皮脂、整髪料などの汚れを落とすこと。
そして、日常生活で髪に加わった力によって生じた、毛流れや形のクセをリセットすること。
例えば、一日中髪を結わいていて、ほどいた後も結び跡が残っていた経験はありませんか?
夜のシャンプーで髪を根元からしっかり濡らし、ドライヤーで毛流れを整えながら乾かす。
これが、翌朝の髪を扱いやすくするための大切な準備になります。
もちろん、シャンプーで毛根の生える方向そのものが変わるわけではありません。
日常の応力緩和などによって生じた髪のクセを、その日のうちに整え直しておくことがポイントです。

一方、朝のシャンプーには別の目的があります。
それは、寝グセをリセットして、一日のヘアスタイルをつくること!
特に僕がおすすめしたいのが、
トップにボリュームが出ない。
前髪が割れてしまう。
つむじがパックリ分かれる。
そんな方には、朝シャンがおすすめです!
ここで大切なのが、頭皮の皮脂。
皮脂の分泌が多い方は、根元に皮脂が残っていることで、髪がペタッと寝てしまうことがあります。
そんな状態で水だけで濡らしても、皮脂が十分に落ちず、かえって根元が重たく感じられることも。
だからこそ、皮脂が多い方は、朝にシャンプーで余分な皮脂を優しく洗い流してから、根元を立ち上げるように乾かすことがおすすめ!
一方、皮脂が気にならず、単純に寝グセがついているだけなら、根元をしっかり濡らして乾かす方法でも十分です。
つまり、
ここで忘れてはいけないのが、シャンプーの洗浄力。
洗浄力が強すぎるものを毎日使うと、頭皮に必要な皮脂まで取りすぎて、乾燥やかゆみにつながることがあります。
皮脂は悪者ではありません。頭皮を守るためにも必要なものです。
だからこそ、自分の頭皮や髪に合ったシャンプーを選ぶことが大切。
特に朝晩洗う方は、洗いすぎにも注意してくださいね。
夜は、今日の疲れと汚れ、髪についたクセをリセット。
朝は、寝グセを整えて、一日のスタイリングの土台づくり。
同じシャンプーでも、目的は違うんです。
もちろん、朝晩2回洗う必要があるという意味ではありません。
ちなみに、僕自身は毎日朝晩2回洗っていますが(笑)。
この違いを知るだけでも、毎日のヘアケアが変わってくると思いますよ!
変わったのは、生えグセ? それとも髪の状態?
「昔はこんなにつむじが割れなかったのに……」
実は、生えグセの基本的な方向は、生まれる前から形成され、その後もほぼ変わらないと考えられています。
では、なぜ年齢とともに生えグセが強くなったように感じるのでしょうか?
次回は、生えグセと髪の変化の意外な関係についてお話しします!
お楽しみに!
毎日の髪が少し扱いやすくなる。
その小さな変化が、毎日の笑顔につながっていく。
「明日、鏡を見るのが楽しくなる。」
そんなコラムを、これからもお届けしてまいります。
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